IT資産管理の必要性とは?メリットやおすすめツール10選を紹介

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HCL BigFixIT資産管理はシステムの管理を簡略化したり、情報管理を徹底したりするうえでとても重要です。適切なツールを導入することで的確にIT資産を管理をすることが可能であり、無駄なコストの削減にも繋がるでしょう。

本記事では、IT資産管理の概要から資産管理の方法、具体的なツールまで網羅的に紹介しています。明確なメリットやデメリットもお伝えしていますので、IT資産の管理にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

IT資産管理とは?

IT資産管理とは?

IT資産管理とは、企業のソフトウェアやハードウェアなどのITに関する資産を管理するこで、セキュリティ対策やコンプライアンス強化が主な目的です。

具体例としては、ソフトウェアの適正なライセンス管理や企業活動に起因するすべてのIT資産の把握などが挙げられます。ライセンスの期限や数を管理することで不正使用や更新漏れ、過剰なライセンス契約を防いだり、OSや各種アプリのバージョンを管理することでセキュリティホールになりうる脆弱な箇所を特定したりすることが可能です。

これまではエクセルなどで簡易的に管理する方法が主流でしたが、年々煩雑化するIT資産管理において、効率的にコストを抑える方法としてIT資産管理ツールが登場しています。

IT資産管理の必要性や目的

従来のIT資産管理は在庫管理としての要素が高く、PCなどのハードウェアやアプリケーションなどのソフトウェア、プリンタなどの周辺機器、USBなどの記憶媒体を適切に管理し、無駄のない購入・更新を行う手段の一つでした。

近年では、IT資産管理の必要性や目的も拡張しており、セキュリティ対策コンプライアンス強化の2つが重要視されています。

セキュリティ対策としては、OSやアプリのバージョンアップや更新有無の管理、個人情報の持出管理などが必要です。また、コンプライアンス強化としては、ソフトウェアのライセンス管理や固定資産の会計処理などを適切に処理していくことが求められています。

IT資産管理のメリット

企業の信用を失墜させないためにもIT資産管理は非常に重要です。IT資産管理のメリットには主に以下の3つが挙げられます。

  • 管理の効率化
  • 無駄なコストの抑制
  • セキュリティ対策の向上

IT資産管理は管理の効率化が期待できるメリットがあります。機器などの保有状況やアプリなどの利用・更新状況を一元管理しておくことで、効率的な機器の割り当てや追加購入時期の把握などに役立つでしょう。

また、PCや周辺機器の使用年数やライセンス期限を正確に把握すると、事前に購入計画を立てることができるため、過剰に購入してしまうといった無駄なコストの抑制にもつながります。

さらに、OSやアプリのバージョンアップ漏れを防げるため、セキュリティ対策の向上にもつながります。仮に問題が発生したとしても、一元管理をしておくことで早期問題解決ができるのも大きなメリットの1つです。

IT資産管理にデメリットはある?

IT資産管理には大きなメリットがある一方、デメリットがあるのも事実。IT資産管理における主なデメリットは次の2つです。

  • 管理が煩雑になり人的ミスが発生する
  • ITに詳しい人材の確保が必須

IT資産管理は規模が大きくなればなるほど管理が煩雑になります。そのため、入力ミスやチェック漏れなどの人的ミスが増えやすくなるでしょう。発注時期や数量を誤ったり、更新漏れがあると多額の無駄なコストを支払うだけでなく、ライセンス違反やサーバーダウンなど社会的信用を失う危険性が高くなります。

IT資産の管理は企業にとって重要な分野であるため、ある一定のIT専門知識を持った人材を確保することも必要です。しかしながら、IT人材の不足などにより人材確保には膨大なコストや時間を費やすことになります。IT分野に予算を割けない企業はIT人材の確保が後回しになり、その結果問題が発生した際に甚大な被害を生じさせるリスクがあるでしょう。

IT資産管理を行う方法

IT資産管理を行う方法

IT資産管理では、ハードウェアに限らずインストールされているソフトウェアもIT資産として一括管理を行います。無形資産の管理にはソフトウェアのインストールからモニタリングし、更新などをネットワーク経由で遠隔操作することが必要です。

IT資産管理を行う方法としては、機器の台数を把握する管理台帳の作成や、無形資産であるソフトウェアやデータファイルなども網羅的に管理するIT資産管理ツールの使用が挙げられます。
エクセルでIT資産管理台帳を作成する

IT資産管理台帳はエクセルやスプレッドシートを用いて簡易的に作成することが可能です。事前に管理台帳を作成しておくことで機器の情報や使用状況を一元管理でき、エクセル上で簡単に把握できるメリットがあります。

エクセルでIT資産管理台帳を作成する方法としては、管理に必要な入力項目を洗い出し、1行目に記載します。

入力項目には、

  • 管理番号
  • カテゴリ
  • 品名
  • ステータス
  • 管理部署
  • 管理責任者
  • 購入年月日
  • 購入金額
  • 購入先
  • 製品番号
  • メーカー
  • 保管オフィス
  • 保管場所
  • 保証期間
  • 耐用年数
  • 資産分類
  • 登録年月日(履歴)
  • 登録者
  • 入力更新日

などがあります。

入力項目は事前に精査したうえで、過不足なく設定しておくことが重要です。

IT資産管理ツールを使用する

IT資産管理ツールとは、IT資産を手動ではなく自動で管理するツールのことです。エクセルの管理台帳では管理が難しい大規模なIT資産管理や、無形資産を管理することができるといった特徴があります。

IT資産管理ツールの種類は大きく分けて2つ。エージェントと呼ばれるプログラムを各端末にインストールすることで使用するエージェントベースと、プログラムをインストールする必要がないエージェントレスタイプがあり、エージェントベースを採用している企業が多いのが現状です。

エージェントベースでは、インストールしたプログラムが管理情報を収集し自動で管理サーバーにデータを送信します。収集した管理情報に問題などが発見されたら管理者に通知されるため、手間がかからず早期に問題点を発見できるのが大きなメリットです。

エージェントレスタイプでは、エージェントベースと比べ導入する手間が少ないといったメリットがありますが、取得できる情報の種類や量が少ないといったデメリットもあります。

どちらにしてもIT資産管理ツールを導入することで、資産管理を自動で行え、管理にかかる負担を減らすことができるという大きなメリットがあるため、近年では多くの企業が導入しています。

IT資産管理ツールの選び方

IT資産管理を行ううえで非常に便利なIT資産管理ツールですが、企業の形態によってその選び方は異なります。そのため、選ぶうえでどのようなポイントに注意すべきか知っておくことが必要です。

企業にあった管理ツールを適切に選ぶためにも、これから紹介する3つのポイントを押さえておきましょう。

目的や必要な機能を明確化する

1つ目のポイントは、IT資産管理ツールを使用する目的と必要な機能を明確にしておくことです。使用目的によって必要なツールも異なってくるため、ツール決めを行う前に明確化しておきましょう。

具体的には、使用目的がセキュリティ強化なのかコンプライアンス強化なのか、それともセキュリティとコンプライアンスの両方を強化したいのかによって、使用するツールが大きく違ってきます。

特にセキュリティ強化の場合は、情報収集や通知のタイミングが管理ツールによって異なるため、目的が明確でないとIT資産管理ツールを決めるステップに移行できません。管理ツールをスムーズに決めるためにも、目的と機能は明確にしておきましょう

収集できる情報の精度で選ぶ

2つ目のポイントは、IT資産管理ツールで収集できる情報精度で選ぶということです。自動でIT資産を管理できるツールですが、必要な情報が収集できないと利用するメリットがありません。欲しい情報を適切に収集することで、便利なツールとして利用できます。

収集できる精度を確認するためには、事前にどのような情報を収集して確認したいかを把握しておくことが重要です。例えばアクセスログやUSBメモリの使用情報を収集し管理できると、内部コンプライアンスを強化することができます。

収集したい情報が明確になれば、その情報を収集できるか管理ツールの精度と比較することができるので、先に必要な情報を整理しておくことがおすすめです。

連携できるツールを選ぶ

3つ目のポイントは、企業で利用しているシステムと連携できるツールを選ぶことです。企業によってはIT資産を管理するにあたり、すでにツールを導入している場合もあるでしょう。

例えば、アクセスログなどの使用状況情報を収集するツールを利用しているが、今後セキュリティ強化をしていきたい場合。IT資産管理ツールをすべて変更する方法もありますが、これまで取得してきた情報の反映やコスト面で大きな障壁になることもあります。

そこで、現在利用しているツールはそのままに、そこで収集した情報をセキュリティ強化に活用できるツールと連携することも1つの選択肢です。

IT資産管理ツールのおすすめ10選を比較

IT資産管理ツールのおすすめ10選を比較

最後に、IT資産管理ツールのおすすめを紹介します。

管理ツールは世の中に多く存在するため、その中から1つのツールに絞ることは手間と時間を要します。おすすめのツールを10個にまとめたので、ツール選びの参考にしてください。

  • AssetView
  • PalletContro
  • SKYSEA Client View
  • System Support best1
  • LANSCOPE エンドポイントマネージャー オンプレミス版
  • MCore
  • MaLion 6
  • ISM CloudOne
  • HCL BigFix
  • Freshservice

AssetView

AssetView(アセットビュー)」は、組織内のクライアントPC情報を収集する機能に加えて、クライアントPCの設定コントロールや制御・警告・ウイルス対策を行うトータルクライアントソリューション。

PCの更新管理やマルチウェア対策、内部不正対策、データ流出対策、PC運用管理といったシステム管理の課題を解消してくれるツールです。

IT資産管理だけでなく、アプリケーションの配布やリモートコンソール、PC更新管理、エンドポイントセキュリティ、ログ管理、デバイス制御、ファイル暗号化に対応しています。

PalletContro

PalletControl(パレットコントロール)」は、日本航空株式会社のPC展開作業を自動化するために、JALインフォテックが1996年から一般販売を始めたPC資産管理ソフトウェア。

PC運用管理業務で課題となる「資産管理」「配布管理」「ユーザーサポート」「セキュリティ」の負担を軽減するツールです。

ネットワークの設定やアプリケーションの配布など、PCの大規模展開やリプレース、キッティングにおいて手間と時間を要する作業を自動化できます。

SKYSEA Client View

SKYSEA Client View(スカイシー クライアント ビュー)」は、重要な組織データを守るために、情報セキュリティの対策強化とIT資産の安全な運用管理を支援するソリューション。

サイバー攻撃やPCの誤操作、デバイス紛失などの人為的ミスや情報漏洩リスクに対応するツールです。

毎年のバージョンアップや使いやすさ、複数の運用形態、他社製品との連携が魅力のサービスで、2022年12月31日時点で19,204ユーザーの導入実績があります。

System Support best1

System Support best1(SS1)」は、1999年大手電機メーカーをパイロットユーザーとして構築がはじまり、2000年にパッケージ化されたツール。

ソフトウェアのライセンス管理や情報漏洩などのリスクを低減し、セキュリティ対策やログ活用による業務可視化、ヘルプデスクなどのサービスを展開しています。

毎年のバージョンアップにより、テレワーク普及にも対応。社外へ持ち出すテレワーク端末と社内用PCを同時に管理することも可能です。

LANSCOPE エンドポイントマネージャー (オンプレミス版)

LANSCOPE エンドポイントマネージャー(オンプレミス版)」は、エンドポイント管理に必要な機能を統合してシンプルかつ効率的な管理を支援するツール。

生産性を高めつつ、情報資産を守るためのエンドポイント管理が実現可能です。

直感的に操作ができる「使いやすいさ」やWindowsをはじめMacや海外のPCにも対応した「マルチOS・グローバル対応」、データ持ち出し操作を記録する「情報漏洩対策」、AIの特許技術を活用した業界最高峰の「ウイルス対策」が特徴です。

MCore

MCore」は、IT資産管理からセキュリティ対策、コンプライアンス遵守までを1つのシステムで実現するツール。

無駄や手間を省くことによって、素早く確実な統合環境を構築し、費用面や運用面において担当者を悩ませる課題をサポートします。

「IT資産管理」「セキュリティ対策」「コンプライアンス遵守」の3本の柱を軸に、過剰な投資やソフトウェアの不正使用防止、外部からのウイルス感染防止、情報漏洩防止などに対応することが可能です。

MaLion 6

MaLion 6(マリオン6)」は、Windows・Mac端末に対応したIT資産管理や情報漏洩対策を総合的に支援するソフトウェア。ログ管理やAI分析により、過度の時間外労働を是正するなど働き方改革を実現します。

「情報漏洩対策」「IT資産管理」「ログ管理」「テレワーク管理」「残業管理」に対応しており、情報漏洩対策から労務管理までを幅広く網羅することが可能です。

AIエンジンで労働状況を多次元分析することで、働き方改革時代にふさわしい労務管理を叶えてくれます。

ISM CloudOne

SM CloudOne」は、世界55か国以上で利用されているクラウド型のPC管理&セキュリティ対策サービス。導入数は80,000社を突破しました。

「IT資産管理」「クラウドシフト」「テレワーク」「情報漏洩対策」などPC管理やセキュリティ対策の悩みを解決します。

サーバーレスのクラウドサービスであるため、サーバーの運用管理が一切不要で、社内だけでなくテレワークや外出先、海外の端末でも管理できるのが魅力です。

HCL BigFix

HCL BigFix」は、協業を推進できるエンドポイント管理プラットフォームです。

単一コンソール・プラットフォームを利用することで、エンドポイント管理サイクルの短縮や運用コストの削減、リアルタイムなコンプライアンスの適用をサポートします。

管理・非管理エンドポイントによる迅速なアセット探索や会社のセキュリティポリシーに基づく持続的なコンプライアンス確保だけでなく、ソフトウェアやハードウェアの総合的な管理、混在する各種OS環境へ効果的なパッチ管理などが可能です。

Freshservice

Freshservice」は、満足度を向上して効率を引き上げ、高いROIを実現する統合型のサービス管理ソリューションです。

反復作業や手動のプロセスを最先端の自動化に置き換えることでサービス効率を向上させ、解決までに時間を要する課題に対しコストを削減しながら見やすい情報を整理して提案してくれます。

サービス内容やカスタマイズなどIT資産管理外での悩みにも幅広く対応。専門スタッフによるオンボーディングや移行サービス、24時間サポートを利用することができます。

IT資産管理で情報を適切に管理

IT資産管理の必要性やメリット・デメリット、IT資産管理ツールの選び方などを解説してきました。

近年、IT資産管理の重要性が増しており、企業の信用を担保するうえでも良質な情報管理は必要不可欠となっています。

この機会に一度、IT資産管理の現状を認識し、IT資産管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか

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